【究極のシンプル】バンドルカードのリアルカードが届いた
少し前にリアルカードの発行申請をしていたVANDLE CARDのリアルカードが自宅に届いたので、簡単にレビューしてみようと思います!
まずVANDLE CARD(以下、バンドルカード)が何なのか知らない人のために少し説明を。
バンドルカードはユーザーが任意の金額を自分でチャージして自由に決済に使うことのできる、所謂プリペイド式のカードです。基本はリアルカードを持たず、ネット上(アプリ上)で発行されるカード番号を使って決済を行うシステムです。決済に利用されるのはVISAブランドです。似たようなサービスでKYASHがありますね。
今回はこのバンドルカードのリアルカードのお話。このリアルカード、ただのカードではないんです。ちょっと前からネット上で話題になっていたのが、このカードのデザイン。
上の記事の情報を簡単にまとめると、このバンドルカード、カードの表面にカード番号やユーザーの名前、有効期限などの表示が一切無いんです。バンドルカードのリアルカード自体は以前から発行されていましたが、今回新しく発行されることになった「バンドルカードリアル+(プラス)」は前述したとおりのとてもシンプルなデザイン。
カードの表面にカード番号の表示の無いカードは日本国内では「アメリカンエキスプレス・プラチナ」が存在しましたが、今回のアップデートでこのバンドルカードが仲間入りしたかたちに。券面がシンプルなクレジットカードといえば、Appleが発行を予定している「Appleカード」が話題ですよね。もし日本でも発行されることがあったら私もぜひ発行してみたいと考えています。
さて、前置きはここまでにして早速、開封をば。
封筒なこんな感じで非常にシンプルなもの。KYASHに比べるとかなり簡素ですね。
封筒を開けると中からこれまたシンプルな二つ折りのホルダーが出てきます。
ホルダーを開くとこんな感じ。上のQRコードは念の為隠していますが、カードの有効化はQRコードを使わなくても普通にできます。
カード本体がこちら、VISAと右上にVISA PREPAIDの文字が小さく入っている以外は本当に何も表示がないシンプルなデザイン。カッコいい!カードの色は青・黒・赤から選択することができますが、今回は黒を選択。青でもポップな雰囲気が出てよかったかもしれないですね。
店頭で使用する際は店員のさんに「クレジットカードで」と伝え、カードを渡すだけ。コンビニなどの少額の決済ならリーダーに通すだけで決済が完了します。決済額がある程度高額になってくるとサインを求められますが、これも普通のクレジットカードと何ら変わりない手順です。
カードの素材は他でいうブラックカードクラスのカードに使われる素材と同じものが使われているらしいですが、正直、質感の違いなどは特に感じませんでした。まあカードの質感でいうなら、アメリカンエキスプレス・プラチナやラグジュアリーカードの金属製カードに勝るものはありませんが。笑
券面にカード番号が無いメリットは?
カード番号が表面に記載されていないことによって、店頭でカードを出す際、他人にカード番号を盗み見されるリスクが減るというのがありますが、これに関しては、たしかにメリットがあると思います。
今回のバンドルカードはICチップの無いタイプのカードですが、ICチップ付きのカードの場合、先述したカード番号の盗み見が、場合によっては可能だと思います。カードを読み取るリーダーの性能と仕様にもよりますが、
0.客からカードを受け取り、リーダーに差し込む
1.リーダーがICチップを読み取る
2.支払回数を指定
3.客が暗証番号を入力
4.決済が完了→カードを客に返す
手順0−4の間にかかる時間は短くても10秒程度はあります。
その10秒程度の時間の間、カードは店員側にあることになります。リーダーがICチップを読み取っている間、カードの券面はそのほとんどがリーダーに隠れて見えなくなりますが、客からカードを受け取る→カードをリーダーに差し込むまでの動作をゆっくり行えば、もしかしたらカード番号を盗み見て記憶することぐらいはできるかもしれません。まあ、カード裏面にあるCVVを盗み見る場合、カードを裏返す必要が生じてくるので、そこまですればさすがに怪しい動きになると思いますが。笑
カードの各種番号が盗み見される可能性について考察してみましたが、前述したような状況で盗み見しようとするとかなり怪しい動きになるので、やはり現実的に考えてほぼ不可能だと思います。ただ、決済に必要な情報がカードの表面にデカデカと表示されているのは改めて考えてみるとちょっと怖いことですよね。そういったことを考えると、カードの表面から番号の表示がなくなるのは、メリットだといえると思います。